川っぺりムコリッタ

この世で最も苦手なのが、早起きかもしれない。仕事柄、完全に夜型の生活にシフトチェンジしてからは尚更。たまに早起きなんてした日には、時差ボケのように体内時計が歪む。スヌーズ機能との戦いの末、6時半起床。平日の朝、満員電車に乗るのも久しぶり。ほとんどの人が会社に向かう中、わたしは映画館を目指す。休みは平等であるはずなのに、平日休みというのは、優越感と申し訳ない気持ちが交互に押し寄せる。

先に観た人から「白米を炊いてから観に行くといいよ」とだけ言われていた川っぺりムコリッタ。原作、監督共に萩上直子さんだったので、きっと好きな作品だろうなとは思っていたけれど、案の定、観て良かったなぁと思える映画だった。生きることと死ぬこと、死生観、重たいテーマだけど、やさしくて温かくて、幸せってこういうことだよなぁと再確認させてくれるのが萩上さんらしい作品だった。ごはんを食べるシーンはどれも美しい。飯島奈美さんのごはんを見るのが本当に大好き。なるほど、これは白米案件。帰り道、AKOMEYAに寄って、ちょっと良い新米と美味しいご飯のお供を買った。f:id:ma___66db:20221028182245j:image家に帰っていつもよりすこしだけ丁寧にごはんを炊いた。美味しいごはんが食べられるのってほんとうに幸せなことだ。f:id:ma___66db:20221028182350j:imageきっと今日のお風呂上がりには牛乳を飲んでしまうんだろうなぁ。