2月

文章を書く癖をつけたいなと思って、数年ぶりにひっそりブログを再開した。

飽きっぽい性格だから、またすぐ投げ出してしまうと思うけど。

 

2月はライブハウスよりも映画館に足を運んだ回数の方が多かった。

それでもまだ観に行きたい映画は尽きなくて、なんだかなぁと思う日々。

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枯れ葉はチャップリンのステッカーが欲しくて、もう1回観に行こうと思ったけれど、あっという間に配布が終了していて、手に入れることが出来なかった。残念。

家でダラダラ観る映画も好きだけど、やっぱり映画館に行くという行為そのものが好きなんだなぁと改めて実感した。

どんどん便利に、なにかとスマートになる世の中だけど、レコード屋や本屋に行ったり、好きな物に対しては、形あるものとして触れていたいと思ってしまう。めんどくさいこととか手間だとか思われるような、そういう「わざわざ」が私は結構好きだったりする。

手帳ですら綺麗に使おうとしてしまう。

誰にも見られない物でさえ、ありのままを出せなくなる。

本棚の本を行儀よく並べたり、洗濯物をきっちり畳んだり、自分自身では何とも思わずにしている行動や習慣が、ふとした時にもしかして知らず知らずのうちに自分を苦しめているのでは?と思う時がある。几帳面すぎるのも良くない。

もうちょっとだけ肩の力を抜いたほうが楽なんだろうけど。

許せることが多くあるほうが呼吸がしやすい。

2022/11/05

小金井公園で行われていた大陶器市に行った帰り道、青い月と猫というお店の看板が目に入った。通り沿いに面した店の入り口は、工事中のシートに全面覆われていたので、普段だったらなにも気に留めずに通り過ぎるけど、なんとなく店名に惹かれ気になった。少し通り過ぎたところで足を止め、お店の名前を検索したら、自家焙煎の珈琲屋さんだと判明。すぐさま引き返して入店。私と入れ替わりで一人お客さんが帰ったので、店内には私と店主の2人きりになった。「よろしければどうぞ。」と差し出されたのは、小さいコーヒーカップに注がれたコーヒーだった。猫の恩返しで、ハルちゃんが初めて猫の事務所を訪れた時、バロンが出してくれた紅茶みたい!と密かに嬉しくなった。一通り見渡して、ひとまず店名の青い月と猫ブレンドと、小金井街道ブレンドを100gずつ購入した。すると、別のも差上げましょうかね。と言いながら違う豆も用意してくれた。マリンサウナというのは、ビーチにアフリカンベッドを設置して乾燥させる独特な乾燥工程のことをそう呼ぶらしい。海辺のマイナスイオンや塩分、ミネラルを含む湿った空気がアルカリ化を促すんだとか。味的にはそこまで違いがハッキリ分かるわけじゃないんだけど、でも飲みやすいな〜って感じ、味というよりは香りが少し独特だから飲んでみて。と分かりやすく丁寧に教えてくれた。豆の説明をしてくれている時、店主のおじさんは終始楽しそうな顔をしていて、この人ほんとうにコーヒーのことが好きで仕方ないんだろうなぁと思った。家からは遠いけど、また訪れたい。買い物以上の楽しさがあるお店!!と五つ星を付けられていた口コミに、分かる〜!と心の中で賛同しながら、豆の入った紙袋を大事に抱えて家に帰った。f:id:ma___66db:20221106202921j:image

 

川っぺりムコリッタ

この世で最も苦手なのが、早起きかもしれない。仕事柄、完全に夜型の生活にシフトチェンジしてからは尚更。たまに早起きなんてした日には、時差ボケのように体内時計が歪む。スヌーズ機能との戦いの末、6時半起床。平日の朝、満員電車に乗るのも久しぶり。ほとんどの人が会社に向かう中、わたしは映画館を目指す。休みは平等であるはずなのに、平日休みというのは、優越感と申し訳ない気持ちが交互に押し寄せる。

先に観た人から「白米を炊いてから観に行くといいよ」とだけ言われていた川っぺりムコリッタ。原作、監督共に萩上直子さんだったので、きっと好きな作品だろうなとは思っていたけれど、案の定、観て良かったなぁと思える映画だった。生きることと死ぬこと、死生観、重たいテーマだけど、やさしくて温かくて、幸せってこういうことだよなぁと再確認させてくれるのが萩上さんらしい作品だった。ごはんを食べるシーンはどれも美しい。飯島奈美さんのごはんを見るのが本当に大好き。なるほど、これは白米案件。帰り道、AKOMEYAに寄って、ちょっと良い新米と美味しいご飯のお供を買った。f:id:ma___66db:20221028182245j:image家に帰っていつもよりすこしだけ丁寧にごはんを炊いた。美味しいごはんが食べられるのってほんとうに幸せなことだ。f:id:ma___66db:20221028182350j:imageきっと今日のお風呂上がりには牛乳を飲んでしまうんだろうなぁ。

今秋の2大イベント

苦手な夏が気がついたら終わっていた。あれだけ毎日暑さに嫌気が差していたはずなのに、昼間の蝉と入れ替わるように鈴虫が鳴き始める頃には、どうしたって寂しさを感じられずにはいられない。夏が苦手だと散々言っているけれど、苦手なのはあの暑さであって、夏の好きなところも沢山ある。東京ではどうしても人の多さに足が遠のいてしまうけれど、花火大会や夏祭りは子どもの頃から大好きだった。結局、今年もお祭りや花火大会には行けなかったけど。

そうこうしているうちに、大好きな秋がやってきた。こんなに過ごしやすい気候なのに、なんで一瞬で過ぎ去ってしまうんだろう。せっかく四季があるのだから、季節はもっと平等に過ぎていくべきだと、毎年のように同じ時期に同じことを考える。どうせならこの短い秋を思う存分楽しんでやろうじゃないかと、先週はピクニックやら野外シネマ(友達の家のバルコニーでプロジェクターを使って映画を観る)など、心躍る計画を企てた。はずだったのに、見事に全部雨で流れた。文字通り。それも豪雨。仕方ないとはいえ、笑ってしまうぐらい天気には恵まれない。絶対にリベンジをする。しかし既に松坂桃李がシチューを食べ始めている。冬がもうそこまで近づいてきてる。

急げ!!!

つづかない

継続は力なり

という言葉とは最も離れたところで生活しているのではないか。

ブログも、手書きの日記も、家計簿も何もかも続かない。

今年は気合いを入れて、生まれて初めてほぼ日手帳を買ったけど、今ではろくに開いてもいない。

手帳を事後報告帳にしない!

とデカデカと1ページ目に掲げた年始の意気込みはどこへ行ったんだ。

使わないわりに、仕事の日は毎日持ち歩いている。

読みもしないと分かっていながらも、毎回文庫本を旅行の荷物に忍ばせる、そういうタイプの人間です。